Question 1

助教と講師｜職位・仕事内容の違い

Accepted Answer

助教と講師は、ともに大学職員の職位名です。大学の教員なら皆「教授」と思われることもありますが、全ての大学教員が教授ではありません。

大学教員の階級でいえば、助教は上から4番目、講師は3番目です。なお2番目は准教授、最も職位が高いのが教授となります。一般的なキャリアパスの場合、大学教授になりたいと思えば4番目の助教から昇格して講師となり、さらに上を目指すことになるのです。

・大学教員の職位や仕事内容は「学校教育法」によって決められている

大学教員の職位および仕事内容は学校教育法によって決められています。2007年の学校教育法では、大学教員の職位が「教授・准教授・講師・助教」の順番になっていると読み取れる点もポイントです。

学校教育法には、それぞれの職務内容についても記載されています。また、大学には必要がなければ講師は置かなくても良い（他の3つは置かなければならない）との内容もあります。同法において教授と准教授、助教については、必要とされる資格の規定がありますが、講師には資格規定がないのも特徴です。

Question 2

助教とは

Accepted Answer

助教とは、大学職員の職位名です。大学教員の階級でいえば、助教は上から4番目です。

助教は教授と准教授の下について学生に対する授業や、研究指導をおこないつつ、自分自身の研究も進めるのが仕事です。助教の資格として、学校教育法では「専門とする分野において、専門的な知識や能力、実績を有する」と規定しています。

大学の授業において、助教は実験や演習などを担当している場合が多いでしょう。多くの場合で助教には任期があるため、任期内に講師や准教授を目指すのが一般的です。これに対して講師は、常勤講師であれば任期の定めがないことが大きな違いとなります。

助教は、研究能力的にはポスドクと同等の場合が多いでしょう。しかしポスドクは博士号を取得したとはいえ、大学の正規職員ではなく助教の方が待遇も良いため、博士号取得後助教を目指す人は多いです。また、運が良ければ大学院卒業後すぐに助教になれます。

Question 3

講師とは

Accepted Answer

学校教育法において、講師が持っておくべき資格についての規定はありません。また、講師の仕事内容については「教授または准教授に準ずる職務」との記載がなされています。

講師のなかでも専任講師と呼ばれる、いわゆる常勤の講師には、任期の定めがないことがほとんどです。講師のまま定年を迎える人も多くいます。講師について、さらに詳しくは後述します。

Question 4

准教授とは

Accepted Answer

准教授とは、専門分野について「優れた知識、能力および実績を有する」と認められた人が就任できる職です。仕事内容は学生への授業、研究指導、自分の研究と、助教とほぼ同じですが、助教に比べてワンランク上の能力が求められます。

2007年の学校教育法改正以前は助教授と呼ばれていたため混同しやすいですが、助教とは別の仕事です。

Question 5

教授とは

Accepted Answer

教授とは、専門分野について「特に優れた知識、能力および実績を有する」とされる人が就く職業です。准教授よりもさらにランクアップしたスキルを持っていることが、就任の条件となるでしょう。

准教授よりもワンランク上の授業や研究を担当するほか、専門分野の第一人者として、学会、テレビなどの取材、書籍の執筆といった仕事もあります。

助教と講師にはどのような違いがあるか？講師の種類（常勤・非常勤）の違いも合わせて解説

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